今回サムスンの無風エアコンを見ていたら、外側にある金属メッシュの隙間からカビが見え始めた。
確かに…去年分解清掃をしたはずなのに?

たぶんその時は外側にある金属メッシュの掃除まではしてくれなかったのだと思う。
なので今回は完全分解して掃除してみることにした。
分解・組み立ては YouTube で「セル프王」さんの動画を参考にして行った。

まずエアコンの上部に、下の写真のようなフタがある。
フタについているネジ4本を外す。
幸いエアコンについているネジはほとんど規格が同じなので、なくさなければ位置はあまり気にしなくていい。

内部には制御用のボードが1枚入っている。
エアコンの前面パネルを外すには、このボードに挿さっている配線をすべて外す必要がある。
外す前に必ず写真を撮っておこう。

コードは洗濯ばさみのような形になっているので、上側を指でつまんで引き抜けばよい。
洗濯ばさみを外すような感覚で抜けばいい。

このように外したネジや部品は、なくさないようにきちんとまとめておこう。
なくさなければ組み立てはできる。

では今度は下部パネルを外してみよう。
下部パネルの下側はフックで固定されていて、上側は磁石でくっついているので、上側をつかんで引っ張れば開く。
そのまま上方向に持ち上げて外す。




内側にあるこのカバーには、全部で4本のネジが打ってある。
その4本のネジをそのまま外す。

そうすると、下の写真のように配電盤が現れる。
配電盤を外して、中の配線を分離してやる必要がある。


この配電盤にある配線をすべて外す必要はない。
グレーの線だけ外せばよい。
配線の整理はそれほど難しくないので、グレーのコード類は外してしまおう。
そうしないと上部のファンを取り外すことができない。




上部パネルは、下側がネジ2本で固定されていて、重力で引っ掛かっている構造だ。
ネジを外して上方向に持ち上げれば、簡単に外れる。


内側の部分にはモーターとファンが一体で付いている。
ここもカビが多いので、必ず掃除しておきたい部分だ。




本当はファンとモーターもすべて分解したかったが、前回来た業者がネジを完全に潰してしまっていた。
だからみんなセルフでやるんだな、とも思った。
仕方なく、ウェットティッシュとブラシでカビを拭き取り、かき出して掃除した。
冷却フィンには絶対に触れてはいけない。
入口の部分だけウェットティッシュで拭く程度にしておこう。



今度は前面パネル側を分解してみよう。
コネクターを外し、グレーと白の間についているネジをすべて外す。
そうすると吹き出し口部分が分解できる。



ここまではまあまあ何とかなる。
問題は前面の金属メッシュを外す作業で…
これが難易度ヘル級だった。
あまりにも大変で、分解しているシーンはまともに撮れなかった。
YouTube で検索して参考にしてほしい。

分解してから写真を撮ってみた。
前面パネルの状態が本当にひどい…
分解が難しく、時間もかなりかかり、破損のリスクも高いので、業者が嫌がるのはこのせいではないかと思う。
今回掃除をしながら、サムスンはエアコンを短ければ2年、長くて3〜4年くらい使う前提で作っているんじゃないかという気がした。
保守・メンテナンスまで考えるなら、どうしてこんな構造にしたのかと思わざるを得ない。

下の写真は、ブラシで一度こすった後の状態だ。
かなり明るくはなったが、それでも穴と穴の間にカビが残っていた。
仕方なく漂白剤(塩素系)行き…

漂白剤を吹きかけて30分待った。
それから歯ブラシで穴の一つ一つをもう一度こすって、カビを除去した。
今回分解したからには、少なくとも2年は使いたいので、本当に徹底的に掃除した。

組み立ては当然ながら分解の逆順だ。
前面パネルをはめ込む時に、ピンを2個折ってしまった。
こんなふうに、技術と力の両方を要求される作業は本当に久しぶりだった。
iPhone 修理とはレベルが違う。


エアコンを掃除し終わると、設定温度を上げてもニオイがあまりしなくなった。
見た目もきれいになっていて、気分がいい。
初心者でも一度はチャレンジしてみる価値はある。
怖がらずに一度セルフで掃除してみよう。
そして、掃除代として浮いたお金で家族と一緒に焼肉でも食べてほしい。

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